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ユルゲーマー幻猫斎(げんびょうさい)の雑記帳 基本キャラは見た目重視!! あと声… まぁ声は使い始めて初めて気が付く場合も多い… これをワタシは『呼ばれた…』と言っています
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02.08.14:07

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  • 02/08/14:07

04.23.08:55

Under the Blossom


桜の木の下には人が埋まってると言う

そんな話しは良く聴きますね
それはダイアロスでも同じ様です…



この後はめっさネタバレになります

続きを読むかは皆様の判断でお願いします

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すっかり桜の季節も終わり
葉桜になってしまった木の中で
今だ咲き誇る桜があった
何かを訴えるように桜吹雪は舞い続ける

桜吹雪から現れた少女の霊

わたしは見ての通りの幽霊なのですが
どうやら何も覚えてないようなのです。

わたしがいつどのようにして死んだのか
ここが何処なのか、わたしが誰なのか
それすらもわからないのです。

初めてお会いした方に頼むのは
失礼にあたるのかもしれません。
それでもわたしは知りたいのです。

どうか、わたしを探してくれませんか?


こうして彼女の記憶を辿る旅が始まる…

イプスを彷徨い歩く姿は
記憶を無くし、彷徨う少女の想いが
乗り移った様だ…


竜神様への祈祷、それが私の役目だった


綺麗なステンドグラスの聖堂で
私は祈る。
「どうかこの日々がいつまでも続きますように」


一つ、また一つと…
彼女の想いが紡がれてゆく…


お母さんは私を守るために敵に向っていった。


「おのれ侵略者め!」
戦いが始まった。どうして?
ノア・ストーンがあれば平和じゃなかったの……?


逃げている最中も敵は襲ってきた。
たくさんの人が私を守るために死んでいった。


彼女の境遇に心が潰れそうになる
逃げ出したくなる
そんな想いにも駆られるのだが
桜の下の彼女の姿を思い出すと
そんな事は出来なかった


「これが、ノア・ストーン?」
「そうだ。これが私たちの平和を守ってくれる」
お父さんとの会話。


怒号。悲鳴。
経験したことのない恐怖。
侵略者の到来……


「この子の名前はどうしましょうか?」
「いつまでも笑っていられるような名前にしよう」
「それならば古い言葉で笑うを意味する……」


立派な大人にならなきゃ。
そのためににんじんを……うー、やっぱり
にんじんは食べたくない……。


海岸で小さな水クモが見つかったみたい。
クモは何となく嫌い。


雨の日はお勉強。
早くお父さんを助けられるようにならなくちゃ。


普通の…
何処にでも居るような
お母さんとお父さんの事が大好きな
そしてちょっぴりまだ幼さも残る
そんな可愛らしい少女だった様だ


お母さん大好き!


痛みは無かった。
ただ、これでもう誰にも会えなくなると思うと
悲しかった……。


ビフロンさんとメアリーさんはとても仲良しで
いつも一緒に話をしていました。
……私も大きくなったら、あんな風になりたいな。


「そんな子供まで殺すのか!」
青年は叫んだ。


「お母さん!」
お母さんの胸を冷たい剣が貫いていた。


全て紡がれた彼女の想い
それは想像を絶するなんて言葉では
表し切れない
なぜこんな可愛らしい少女が…

彼女の元に戻る…
桜の下で佇む姿を見ると
足が止まる
全てを伝えるべきなんだろうか
判らなかったと言うべきなんだろうか
悩む…


どうですか。何かわかりましたか?

彼女に問われる
悩む…
知らないままの方が良いのではないか
そんな想いが溢れてきた


その時



辛い記憶でもそれは大切な思い出だから…



そんな言葉を思い出す
彼女に全てを伝える決心をした



……そう、ですか。私にはそんな過去が
あったのですか。
ありがとうございます。


もしよかったら、もう一つお願いを
聞いてくれませんか?
私の……名前を探してきてくれませんか?
今までの記憶の中にヒントがあると思うんです……


名前…
彼女の名前…
いつまでも笑っていられるよう…
あの言葉だ
聖堂で聞いた昔の言葉…

リール

彼女に教える


私の、名前は……。


リー、ル……。


そう……そうです、私の名前はリール……
お父さんとお母さんが、
いつも笑顔でいられるようにと……
つけてくれた……


全て思い出しました……


私をかばって死んでしまったお母さんの事を
お母さんの体を抱き上げ、泣いていたお父さんの事を


ありがとう……ございます……
貴方のおかげで、記憶を取り戻すことができました……


ちょっとだけ……泣かせてください……


彼女の姿を見ていると
ホントにこれで良かったのだろうか
と自分を問い詰めたくなる

あふれ出す涙と共に
あの頃の想い…も…


少し落ち着いた頃
再び彼女の元を訪ねる

あ、BERCUTさん。
記憶を見つけてくれてありがとうございました。
なにやら不穏な空気が漂っていますが……
この辺がまた戦場になるのでしょうか。

だとしたら、少し嫌です。
これ以上私たちのような犠牲者をふやしたく……
ありません。


名前を呼んでくれた時は
少しすっきりした感じだったけれど
すぐに曇ってしまった
こんなに可愛い少女を曇らせる
そんな戦いに何の意味があるのだろう

そして…

少女の想いを踏みにじろうとする男
その名はビブロン
あのパンダは赦していけない
あの男のもくろみは
何があっても潰さなければならない

そう決心したのであった…

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